「やってみたい」から学びは始まる

脳の発達が最も著しい時期に子どもたちは何を学ぶべきか

【くだらないことして!】お父さん、お母さん、そんなこと言わないで。

★素敵な色「冒険色」★

(過去のInstagram投稿より)

 

こんにちは!!

今日は、子どもが「くだらない事ばかり」して困っている、お父さんお母さんに向けて、教員生活やサイエンス教室での経験をもとに記事を書いていこうと思います。

 

こんなことがありました。

サイエンス教室に通っている小学校一年生のスライム作りの日。

 

スライムにつける色を作成した時の出来事です。

 

絵の具は色だけ準備してあるんです。


すると子どもたちは、あらゆるパターンで色を混ぜてみる。

 

どんな色がいいかな~

 

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大人だったら、オレンジを作って終わりですが、

子供たちは違います。

 

「入れる順番でできる色が変わるかもしれない。」

 

を入れてからを入れる

を入れてからを入れる

 

結果は同じく紫になるかもしれませんが、

 

子どもたちは自分の手で試して、どうなるか知りたいのです


・入れる分量を調節したら、同じ緑でも違う緑ができるかもしれない。

・水で薄めたら綺麗になるかもしれない。


様々な試行錯誤を繰り返します。

 

 

さて、

 

私からお願いしたいのは、

 

こういう一見 くだらない 活動を止めないで欲しい。

ということです。

 

 

子どもは何度も同じことを繰り返すし、大人から見たら「汚い」色を作ったりします。

 

 

でも、子どもの頭の中では

「どうなるかな?」

「こうしてみようかな?」

思考がグルグル🌀回っているのです。

 

 

前にも述べましたが、

幼少期の学びは知識の詰め込みよりも、思考をグルグル回して、「考える」「見る」「感じる」などの体験が重要です。

 

 

だからバカらしくても止めない。

「さっきその色混ぜたじゃん」

と思っても。

 

 

とは言え、やたらめったら色んな色を混ぜたがる子どもたち🧒

 

全色混ぜると結局深緑のような茶色のような、なんとも言えない渋い色ができてしまいます。

 

せっかく綺麗な

黄色

 

せっかく作った

オレンジ

 

結局は全部混ぜちゃうから

最後はこんなことに・・・

↓↓

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写真上部に映った試験管🧪の中がほぼ深緑のような渋い色なのがお分かりでしょうか?

 

お母さん達からは

「あ〜🤷‍♀️せっかく綺麗だったのに〜」

の声(笑)

 

しかし!

 

子ども達が、この渋い色に名前をつけました

 

それは

 

 

 

【冒険色】

 

 


素敵じゃないですか?


目をキラキラさせて自分の名付けた色を眺めていました。


感性が豊かな子どもだからこその、素敵な活動でした。

 

 

まとめ

 

幼少期の学びは知識の詰め込みよりも、思考をグルグル回して、「考える」「見る」「感じる」などの体験が重要。

 

脳の前頭前野を刺激して、「思考力」「判断力」「主体性」などを伸ばすことができます。

 

ぐちゃぐちゃとした、一見無駄な活動も尊重してあげてくださいね。

考えるや感性が、伸びるチャンスなのです。

 

くだらない活動を見つけたら

 

「お、成長中成長中!」

と、暖かく見守ってみると、腹が立たないかもしれません。